楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

「メメント・モリ展」 死を鑑賞する展覧会

折原一(おりはら・いち)さんといえば、ひねった趣向で読者を唸らせる異色の推理作家として、本紙読者のなかにもご愛読の方もおられるだろう。

密室ものが大好きで、どんな犯罪現場も密室にしてしまう黒星警部シリーズ(代表作『七つの棺』)などはチャーミングだし、一方で『倒錯のロンド』など、小説が書かれている叙述スタイルそのものに罠をしかけたどんでん返しものの達人としても知られる作家だ。

1951年生まれ、早稲田大学卒業後、JTBに入社、その後JTB出版で「旅」の副編集長を勤めていた履歴があるので、まんざら観光業界と無縁な人ではない。

そんな折原さんの趣味が、推理作家らしい一種異様なものなのである。端的に行って「死のアーツ」のコレクターなのである。

いちばん初めのきっかけは自宅そばの骨董屋さんが閉業するのに、処分しきれない骸骨(しゃれこうべ)のオブジェがあって、それを一括して引き取ったこと。以来、骸骨の描かれた絵画などを集めるようになり、そこから死をテーマにした画家、石田黙を発見。その人の全作品の収集に乗り出した…

(松坂健=跡見学園女子大学観光コミュニティ学部教授)

(トラベルニュースat 2018年10月25日号)

続きをご覧になりたい方は本紙をご購読ください
この記事をシェアする
購読申し込み
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
京都丹後で麒麟と冬の味覚に出会う

来年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公・明智光秀の娘、玉(のちの細川ガラシャ)ゆ...

巡礼の聖地和歌山県のパワー感じて

「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録15周年を迎えた和歌山県。“巡礼の聖地”としてこ...

海、大地が出会い、人暮らす—高知室戸世界ジオパークへ

四国最東南部の高知県室戸市。室戸岬で知られる自然豊かなまちでは、地球がダイナミックに躍...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。18年版5月15日発売

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。毎年11月発行

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ