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「千葉・天保水滸伝めぐり」 玉川奈々福師匠と行く“浪曲の旅”

え、いまどき浪曲?

と、首を傾げるお方は、若干、時代遅れ。

いま、浅草の木馬座はじめ浪曲を常打ちする小屋は満員御礼が当たり前。これから触れる女流浪曲師、玉川奈々福さんの公演などはプラチナチケットで、ほとんど瞬殺状態。

このブームに奈々福師匠人気が寄与していることは間違いない。

ともかく若手で美ぼうの女流。それでよく通る声で唸りのド迫力は男の浪曲師も顔負けということなのである。

浪曲は唸りと掛け合い。演者と観客が一体化する「座」というものを、これほど感じられるものもない。

昨今の根強い落語ブームも同じだが、浪曲師の唸る啖呵に「日本一」の声をかけるカタルシスというものには独特なものがある。それで女流とくれば、色気もともなってなかなかの雰囲気になる。

奈々福さん(年齢不詳)は上智大学文学部卒。短歌専門誌、新潮社、筑摩書房で編集者をやっていたかたわら、三味線に興味をもって、日本浪曲協会主催の三味線勉強会に参加したのがきっかけで、玉川福太郎師匠に見いだされて浪曲師になったという履歴。

その編集者時代の人脈を生かし、福太郎師匠公演に井上ひさしさん、小沢昭一さんなど多彩な文化人とのコラボレーションを成功させてきた。自身もオペラの説明役を演じたり、講釈師と共演したり、浪曲界の枠を超えてきた…

(松坂健=元跡見学園女子大学観光コミュニティ学部教授)

(トラベルニュースat 2019年9月25日号)

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