「心のバリアフリー」を体現するには(3)
18/04/16
「心のバリア」とは何か、そして「心のバリアフリー」とは何か、今回は誰もが生きやすい社会を作っていくために私たちがすべきことを考えていきましょう。
そもそも「心のバリア」とは何でしょうか?
それを考えるのに大切なのは「障害の社会モデル」だと言われています。前回までの架空の社会と現実の社会を思い出してみてください。どちらの社会も少数派に対する想像力を欠いたまま設計されているために多数派だけに都合の良い社会が作られてしまっていました。こうした設計者側の「心のバリア」が社会の歪みや偏りを生み出しているようです。
私たちの社会では、一見便利なように見えても、障がいのある方にとっては使えない、または使い勝手の悪いものが数多く存在しているのが現実の社会です…
(喜山光子=公益財団法人日本ケアフィット共育機構)
(トラベルニュースat 2018年4月10日号)
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