旅館とともに50年コラム
田辺英蔵氏と旅館業について対談
86年「レジャー産業」6月号で「田辺英蔵の連載対談・これからのレジャー産業を考えるTALK&TALK」のゲストに呼ばれました。田辺英蔵さんといえば、後楽園スタジアムの副社長、その後に熱海後楽園ホテルの社長を務められた業界の大先輩です。 ...
「調理師の掌握」&「小旅館の企画商品」
前々回の主役・紀の国会館には見学研修客が絶えず、富士原支配人は地元新聞に「経営の神サン」と取り上げられ、86年、南紀大地にオープンした大規模年金保養基地「グリーンピア南紀」の常務理事総支配人に迎えられました。民間ホテル旅館を含めてもトップク...
虎ノ門パストラル
中学校卒業25周年にクラス会を催したことは書きましたが、都立芝商業高校卒業25周年(82年)にも久々のクラス会を開催し以後、永世幹事を続けています。21世紀入った後は、中学同様にコロナ前まで毎年開催です。 「月刊観光」83年8月号に「...
目標が規律を生む
私が公的宿泊施設を中心に行った数百件の経営診断で、財務内容をはじめ、褒め言葉だけの報告書を提出した唯一の案件が、85年に実施して支配人と職員の一体感を強く感じた公立学校共済組合の紀の国会館(和歌山市)です。 10年前に教員を退職後に就...
「予算制度」しかない
1983年は、東京ディズニーランドが4月に開業するという観光業界にとって記念すべき年でした。 開業の前月、経済雑誌「週刊東洋経済」3月26日号に、タイトル「遊園地レジャーにアメリカン旋風」で4人による座談会が掲載されました。松田義幸筑...
旅館よりホテルの「なぜ」
1980年前後、地方都市に新たなビジネスホテルが進出、と聞けば、地元の旅館組合が反対運動を行い、ホテルが客室数を計画より削減することで決着というパターンが続き、やがて東京をはじめ都会での会合時には、旅館経営者もホテルを利用するようになり、都...
公取委の課長を訪ねる
第1回の欧州観光・余暇行政調査団では、最初の訪問先英国イングランド観光局での「観光とはマーケティングです。自分の国に興味を持つこと。そして歴史・伝説などの物語や文化を知らせることです」とのモンタギュー局長の明言が特に印象に残っています。 ...
欧州観光・余暇行政調査団
81年から、毎年11月に13−15日間の日程で「欧州観光・余暇行政調査団」を実施することになりました。 発端は1年前、日本交通公社(以下「JTB」)経営企画室長の内藤錦樹さんから地方自治体を対象にヨーロッパの観光・余暇行政を勉強するツ...
旅館の諸問題と対策
81年あたりからワードプロセッサー(ワープロ)が普及してきました。1文字ずつ打つ日本語のタイプライターなんて、難しくてとてもできないと思っていたけど、ローマ字変換があると教わり、文字下手の私は大喜び。伊藤忠自動車時代の1年半に暇を見ては英文...
完全週休2日制の旅館も
前回、長い労働時間を取り上げましたが、実は旅館業界にも早々と、1974年(昭和49年)に週休2日制を導入した先駆者があります。そのことを知ったのは16年後の90年、新潟県赤倉温泉、61室のホテル秀山です。 社長にお聞きました。15室の...