楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

スマホ=ゲームの貧困な発想 デジタルツールは大人が学べ

20/01/27

私が大学の授業で日々スマホを使っていることを話すと、いまだに驚かれます。

一方で、香川県では18歳未満のスマホ使用は1日1時間という条例を可決したとか、浜松市では教員は職員室以外ではスマホ禁止とか、日本は石器時代か、というようなニュースが流れてきて、こちらのほうが驚いてしまいます。

大学入試も文章問題の是非とか生産性の低い議論が繰り広げられていますが、日本の学校ではテストは相変わらず紙が常識なので仕方ありません。PCなどのデジタル機器を使った入試をすれば済む話だと思うのです。AIを活用しリアルタイムで解答を判断していけば、テスト終了時点で合否もわかるし、採点の手間もかかりません。

スマホを使うのはネットゲームをするためというのが大人の常識らしく、授業中はしまえと指示されますが、それは、ペンと辞書をしまえと言っているのと同じだということに気づいてほしいと願うばかりです。授業中にネットゲームをするとすれば、授業がつまらないからです。先生方がスマホ禁止なのは、スマホを使って盗撮するからという真面目な理由には、もう返す言葉も思い浮かびません…

(井門隆夫=井門観光研究所代表取締役)

(トラベルニュースat 2020年1月25日号)

続きをご覧になりたい方は本紙をご購読ください
この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

個性全開、輝き増す山陰紀行・鳥取東部三朝編

「蟹取県」「星取県」に続き、辰年の今年は「とっとリュウ県」―。県の形が龍に見える?ことから...

「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。19年版発売中!

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。22年版発売中!

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ