楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

新しい需要の妄想を具現化

ポストコロナの需要創造をそろそろ真剣に考えなくてはなりません。おそらく、平成30年間で起きていたことが1年で起こるからです。それは、シニア客の減少です。残念ながら、ほぼ平時に戻ってからも県外をまたいでの移動自粛が続いたことが、高齢客に移動の危険性をインプットしてしまったと思います。よくてコロナ前の7割、悪ければ5割程度まで減ってしまう予感がしています。

一方、テレワークに飽きた40―50代や家族客は夏に戻ってくると思います。ただ自家用車での移動なので移動範囲が狭まり、家計も緊縮財政に陥っていることから単価は下がります。さらに、この方々は週末しか動きません。平日を埋めてくれた顧客層が消えた時、地方の需要や雇用をどう創造していくのか、それとも観光産業は週末特化型になっていくのか。真剣に国の仕組み全体で考えていく必要があると思います。

需要は、生産側の悩みや願いと、消費側の悩みや願いの同時解決で生まれます。

そのひとつが…

(井門隆夫=高崎経済大学地域政策学部観光政策学科教授)

(トラベルニュースat 2020年5月25日号)

続きをご覧になりたい方は本紙をご購読ください
この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
新・観光スタイル打ち出す三重伊勢志摩

伊勢神宮をはじめ、数多くの観光スポットが点在する伊勢志摩。秋の本格的な観光シーズンを控え、...

「天領」大分日田・天ヶ瀬で温故知新の旅

4―6月に展開されていた「福岡・大分デスティネーションキャンペーン(DC)」は地域に“あた...

観光先進地・岐阜下呂が贈る心にしみる旅

持続可能―。地域の維持、そして未来への発展に向け各地で取り組みが進むが、岐阜県下呂市が展開...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。19年版発売中!

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。22年版発売中!

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ