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コロナから「アレ」へ 紙面から選ぶ2023年観光番付(3) 持続可能は事業継承に必要

社会のニーズへ業界全体で挑戦を

 関脇は明るい話題がいい。うちは大阪本社だし、「アレ」にするか。

 おっ、待ってました!(以下、略)

 以前から持続可能な観光、サスティナブルツーリズムの必要性は説かれていたけど、今年は特に耳にすることが多かったように思う。

 SDGsも定着し持続可能はキーワードだった。それは何も環境に限ったことではなくて、人手不足にもつながるけど事業継承が含まれる。コロナ特例貸付の償還もまったなしで、目先の利益をきっちり追求しながら持続可能を求めたい。高付加価値で高利益率の商品提供が求められるなか、社会のニーズと調和し観光業界全体で挑みたいね。

 貸切バス運賃・料金の値上げは三役、小結に推挙したい。

 推挙って…。

 相撲用語にならうとね。10月25日号の社説でも触れたけど、バス運転手は観光立国の担い手。。自賛だけど社説に書いた「地方創生や、オーバーツーリズム対策として地方への人流を支えるのも貸切バスと認識を持ち、バス運転手は観光立国の要職であるという啓蒙も必要だろう。そして、日本のバス旅行はどの国より素晴らしいと位置づける観光施策があっていい」と本当に思う。

 2024年4月にはドライバーの労働規制の強化、いわゆる24年問題も控える。国を支える物流、人流ともに来年は分岐点になる。

 あとは大阪・関西万博開幕まで500日を切ったことも挙げたい。

 2025年日本国際博覧会協会が来場者の周遊観光を促す公式観光ポータルサイトを開設した。万博から地方への流れができるといいな。

(トラベルニュースat 2023年12月10日号)

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