楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

「かはづ書屋公演『小さき夜』」 小劇団が論争劇で切り取る昭和文豪の世界

「かはづ書屋」という小さな劇団がお気に入りである。

僕は下北沢系の小劇団ムーブメントにはほとんど関心がない。彼らの無目的でただただ自己顕示欲だけが目立つパフォーマンスが苦手なのだ。

そんな中で異色の題材を見つけ、それを論争的な芝居に仕上げて、あ、こういう作りもあったかと、思わせるのが脚本家・柳井祥緒さんが関わるこの劇団で、いちやく名を挙げたのは、乱歩の「D坂の殺人」を乱歩とは別の見立てで裁判劇にしあげた「Dの再審」というお芝居だった。

そのあとも、ハヤカワポケミス版で500頁近い大作「殺人鬼」を「巨獣の定理」という題で芝居に仕立てている。こちらは複雑な連続殺人を、容疑者たちを一切、登場させず、食堂を舞台に女中さん、執事、運転手といった一家にお仕えする従業員たちの世間話だけで進行させるという離れ業を見せてくれた…

(松坂健=跡見学園女子大学観光コミュニティ学部教授)

(トラベルニュースat 2018年7月25日号)

続きをご覧になりたい方は本紙をご購読ください
この記事をシェアする
購読申し込み
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
香川小豆島絵になる風景が輝く

香川県小豆島にビッグイベントが戻ってくる。2019年春、瀬戸内海の島々が舞台となる瀬戸内国際...

世界に誇る新潟美食旅

2019年のDC(デスティネーションキャンペーン)本番を前に、10月1日から「新潟・庄内プレDC...

旅で四国を元気に!愛媛編

四国特集のラストを飾るのは愛媛県。瀬戸内海の風光明媚な風景と古湯の風情、温暖な気候と歴史が相ま...

トラベルニュース社の出版物
トラベルニュースat

観光・旅行業界の今に迫る面白くてときどき役に立つ専門紙。月2回発行

大阪案内所要覧

旅行業務必携。大阪にある全国の出先案内所収録。18年版5月15日発売

旅行業者さく引

セールス必携。近畿エリア全登録旅行業者を掲載。毎年11月発行

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ