社説本紙から

いつか笑える日がくる
新型コロナウイルスの感染拡大が急速に広がり始めた3月10日号から4月10日号の3回、この欄を休載した。その間、刻々と事態は深刻化し、旅館ホテルや旅行業の動きが鈍くなっていくなかで、トップ面で「緊急提言」「菌休対策」などとして読者各位に少しで...

社会的地位を高めるCP
全国旅行業協会(ANTA)が主催する「国内観光活性化フォーラム」が2月12日、熊本県で開かれた。今回で15回目になる。 2003年に初めて開催された大分県のフォーラムでは、業界内でもまだほとんど知られていなかった着地型観光をテーマに開...

南紀12湯を旅行業が推進
和歌山県といえば白浜や勝浦、龍神、川湯など全国に名の知られた温泉地が多い。知名度では全国区でないにしても、県内各地には全国屈指の泉源を持つ温泉地が点在している。それだけ豊富な温泉地を持ちながら我々観光業界はもとより、一般観光客にとって“和歌...


予祝を意識した1年に
予祝(よしゅく)という言葉がある。「予(あらかじ)め祝う=前もって祝うこと」という意味で、前祝のことをいう。 「予祝のススメ 前祝の法則」(フォレスト出版)という本によれば、予祝とは「未来の姿を先に喜び、祝ってしまうこと」だそうで、我...


関東へ“関西力”を示す時
関西に住む者にとって関東周辺の地理感覚は乏しい。白地図を手渡され、県名を書き込むといよいよ怪しくなる。我々でも心許ないが、一般消費者はなおさらだろう。観光客は県を意識して観光地に行くわけではないので、県の位置関係はどうでもいいのかもしれない...


RWC開催と成功に思う
日本で開催中のラグビー・ワールドカップ(RWC)。日本チームの大躍進に興奮しっ放しだったが、RWCは試合の結果だけではなく、多くのものを私たちにもたらしてくれたように思う。 各国チームが合宿した地域では、1万5千人もの市民が代表チーム...

世界初の旅行業の破たん
世界最初の旅行代理店とされるトーマス・クックの破たんを9月末、世界のメディアが一斉に伝えた。情報によると同社の年間利用客は2200万人で、今回の破産による予約キャンセルは百万人と推定され、同社を利用して外国旅行中だった英国人は15万人にも上...