クローズアップ
新型コロナウイルスと観光業界 特別寄稿・松坂健さん「『禍』転じて今、我々がすべきこと」(2) 官製バブルに過信せず
さて、コロナ騒ぎが沈静化したあと、われわれ旅館ホテル経営者が何をしたらよいか、考えてみたい。 (1)まず、Go To制度で、若干客足が戻ってきているというニュースが聞こえてくるので、ほっとする部分もあるが、反対にこれはミニミニの官製バ...
新型コロナウイルスと観光業界 特別寄稿・松坂健さん「『禍』転じて今、我々がすべきこと」(1) “あのころ”の対策検証を
すでにかなりの意見が出ていて、いまさら発言するのは屋上屋を架すみたいなところがあるのだけれど、せっかく紙面をご提供いただくので、少し勝手なことを書かせていただきたいと思う。 「コロナ禍」というけれど、僕には天から降ってきた運命的な禍い...
コロナ禍こその使命感−動画を核に世界へ発信 和歌山県高野町・平野町長に聞く(2)
―19年に外国人観光客はどれぐらい来たのですか。 人口3千人のまちに11万人が宿泊しました。これは和歌山市よりも多い数です。欧米人の方が多く、アジアの方も増えてきました。お客様が次のお客様を呼んでくれている状況です。遊園地とかではなく...
コロナ禍こその使命感−動画を核に世界へ発信 和歌山県高野町・平野町長に聞く(1)
弘法大師空海が修行の場として開いた高野山真言宗の聖地高野山を中心とする和歌山県北東部のまち、高野町。世界に類例を見ない宗教都市として2019年には、欧米豪を中心に約11万人の訪日外国人観光客が町内に宿泊した。今年は一転、新型コロナウイルス感...
“除菌バス”のネットワーク「JBR発足」(2) 安心安全なバス旅を
九州観光旅館連絡会・松瀬裕二代表に聞く ウイルス対策がGo To成功のカギ JBRの立ち上げにあたり、松瀬裕二代表に話を聞いた。 ○ −除菌の取り組みについて教えてください。 10年前の2010年、鳥インフルエンザが...
“除菌バス”のネットワーク「JBR発足」(1) 全国44社を手配、紹介
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、業績が悪化している観光バス事業者が連携し、新組織「JBR(除菌バスリザーブセンター)」を9月1日に設立した。バスの除菌・消臭に2010年から取り組み、安心安全なバス旅行を促進してきた九州観光旅館連絡会(...
川西修会長・川西孝彦社長に聞く(3) 時代の変化へ世代交代/幸南食糧特集
農業守り次の日本を作る −企業の世代交代についてお聞きします。 川西会長 昭和、平成の時代はどの業界も成長期で、船に例えると大型船に乗って航海してきました。少々の風が吹こうが白波が立とうが船はビクともしません。しかし安全性、安心...
川西修会長・川西孝彦社長に聞く(2) お米を食べる価値創出/幸南食糧特集
量から質へ朝食に醍醐味 −6次産業化に取り組まれたいきさつを教えてください。 川西会長 日本の農業と言えばお米です。大正から昭和、平成と続く中でお米は国の管理下から自由化され、流通制度がどんどん変わってきました。日本の農業はお米...
川西修会長・川西孝彦社長に聞く(1) 農業と地域資源を守る/幸南食糧特集
2021年に創業50周年を迎える幸南食糧。昭和から平成、令和の時代を通じて食卓を支え続けてきたお米の価値、お米の可能性を追求してきた同社がこれまでどのような思いで事業に取り組み、これからどのような方向に進んでいこうとしているのか、川西修会長...
6次産業化の拠点開設 食品開発センター/幸南食糧特集
工場見学も受け入れ 日本唯一の最新機器も 幸南食糧では2020年4月、大阪府松原市のレトルト米飯製造工場に加工食品の製造拠点「食品開発センター」を新設し、9月から稼働を始める。 [caption id="attachment_1...