コラム

講釈師が語る黒雲の辰その二 信兵衛、御用金をいかれてしまう
ただもう嬉しさのあまり、後先の分別もなく出立の用意に及びまして、七十五両の大金を胴巻に、これから夜を日に継いで江戸へ到着、本所横網の三河屋と言う宿屋に泊まります。 「やっと江戸に着いた、講談やからこんなに短いけど、ほんまは二十日間くら...

万博テーマとジェロントロジーとの共通点
万博開幕からすでに3カ月が経ち、日ごと賑わいが高まっています。私たちも10月2日、西ゲートに近いフューチャーライフヴィレッジ内において「見えないものを視る眼を養う」をテーマに「ジェロントロジー総合会議」を実施します。 第一部では、サー...

夕陽サミットに参加 職場を明るくする女将が地域のイメージも変える
先日、青森県の鯵ヶ沢にて「全国夕陽サミット」に出席させていただきました。毎年各地で開催される、その地の特性と夕陽を結びつけたテーマをもとに、まちづくり向上を図るもので、今年は青森県での開催でした。 会場となったホテルグランメール山海荘...


中小旅行会社の役割 観光流通インフラの再構築
現在、訪日外国人旅行者数は毎月のように過去最高値を突破しており、日本のインバウンド市場は絶好調だと言えます。しかし、その裏で日本の主要旅行業者による「訪日外国人旅行」の取扱額は、いまだ2019年を下回ったままなのはなぜなのでしょうか。 ...

“ない”づくしで時代に対応 三重県鳥羽市/吉田屋和光・吉田絹江さん
三重県鳥羽市、吉田屋 和光の吉田絹江と申します。 JKKでは、会務系副会長2期目を務めております。JKKには、かれこれ10年くらいになるでしょうか…会員数も増え、たくさんの仲間ができました。同業者の集まりは、参考になることがたくさんあ...

万博を海から、ホテルから見る
大阪・関西万国博覧会が開幕して早くも2カ月。入場者数は累計で約800万人、入場券の販売枚数は約1200万枚といい、損益分岐点の1840万枚に、もう一息というところだ。入場者数も1日で16万人という日も出てきており、夏休みに入ると、さらにぐん...

生成AIにできない雑談の創造力
生成AIが業務や日常生活に浸透し始めています。会議の議事録も、AIが文字起こしまで行ってくれるようになりました。 大学では生成AIを活用してレポートを作成する学生が増えています。プロのライターが書いたのではないかと思うほど完成度の高い...

「ぼやき」や「ぐち」に同調する人
周囲を見渡してください。酒宴の席で。喫煙所で。人の集まる場所でぐちを言う人と、それに盛り上がる人たち。同調し合って、お互いに傷をなめ合う。はたで見ていてとてもかわいそうな気分になってきませんか?こういう人たちは必ず損をします。 傷をな...

アルベルゴディフーゾ 観光まちづくりの新たなキーに
日本国内でアルベルゴディフーゾ(分散型ホテル、地域丸ごとホテル)が急増している。アルベルゴディフーゾはイタリア発祥の空き家対策であり、観光まちづくりとして大いに成果をあげた手法である。 月24日、宮城県蔵王町の別荘地にあるガイアリゾ...