コラム

高山荘華野 20年越しのスイート誕生
関西の奧座敷、神戸市北区の有馬温泉。下呂(岐阜県)、草津(群馬県)と合わせて日本三大名泉の一つである。赤銅色の「金泉」と無色透明の「銀泉」の2種類あるのも珍しいという。 その有馬温泉の旅館「高山荘 華野」に3月、スイートルーム「双葉葵...

共倒れマーケティング脱却を
今ほどマーケティングが必要な時代はありません。日本経済で数十年にわたり欠如しているのが、新しい需要を顕在化させるマーケティングです。マーケティングをひと言で表せば「あったらいいなを作る」こと。それも、自分と同性・同世代以外の需要を作ることで...

お客様の小さな約束をおろそかにする人
「○○が分かったからお伝えします」など、お客様とのほんの小さな約束。小さな約束だからといっていい加減な対応をしたり、忘れてしまったり、挙句は無視してしまう…。その約束が非常に大事なものだったらとは考えられないのでしょうか。 信頼は小さ...

講釈師が語る一休さんの二十四 物乞い姿から一変の立派な袈裟
一休禅師は、相も変わらず墨衣に破れ笠杖を手に、空に浮かぶ雲が風に流されるが如く、足が向くまま気の向くまま。京都の町中で托鉢へ出かけます。立派な大金持ちと思しき邸宅の前で多くの僧侶や親類縁者が集まり盛大な法要を行っておりましたから、これ幸いと...

観光業界再編キックオフ
3年ぶりの緊急事態宣言なしでのゴールデンウウイークが終わった。全国各地での賑わい、高速道路の渋滞、陸海空運輸機関の稼働率上昇などを見るにつけ、日本国内のコロナ禍もようやく終わりに差し掛かっていると感じる。 海外ではすでにウィズコロナ時...

「気づき」こそ新入社員研修の醍醐味
4月を迎え、お陰様で今年も多くの法人様から新入社員研修のご用命をいただいております。新入社員研修の主軸である「接遇」も非常に多岐に渡るもので言葉づかいや立ち姿、お辞儀の角度だけではなく、お客様の多様性、さらには障害の特性を知ることから、お客...

田辺英蔵氏と旅館業について対談
86年「レジャー産業」6月号で「田辺英蔵の連載対談・これからのレジャー産業を考えるTALK&TALK」のゲストに呼ばれました。田辺英蔵さんといえば、後楽園スタジアムの副社長、その後に熱海後楽園ホテルの社長を務められた業界の大先輩です。 ...

脱コロナ禍 「旅行しよう」気運に応える
ワクチン接種も進み、コロナ禍に負けず何とか奮闘し、暖かな春を迎えました。 行楽シーズンを挟み、関西としては大阪万博に向けて都市全体が動いています。環境づくりに各業界も動いており、様々な業界が新事業を起ち上げ新しいビルを建築したりしてお...

大神島航路の新造船「ウカンかりゆす」 観光が公共交通の維持に貢献
沖縄県宮古島の観光がブームとなっています。沖縄本島から西に約300キロの東シナ海に浮かぶ、日本では珍しい船では行けない離島の1つで、唯一の公共交通機関は飛行機です。沖縄県内の那覇や石垣島だけでなく、大阪、東京、名古屋からの直行便もあり、令和...

観光施策のあり方 「何のために?」根本から整理
まん防措置が明けた先月22日、観光庁と全国の運輸局、JNTOの職員など100名以上の方が参加する観光庁研修会の第1回目の講師として「観光施策のあり方と戦略」という演題でオンライン講義させていただきました。 当初、観光庁から依頼されてい...